社員インタビュー
生地製造部
K.R
2023年度入社
Q.入社したきっかけを教えてください
私が入社を決めた理由は、ほかの人より少しだけ珍しいかもしれません。前職である運送業で、立正堂にもよく出入りをしていたことがきっかけで、いまここに立っています。
当時から、訪問のたびに社員が声をかけてくれたり、手伝ってくれたりする雰囲気が大好きだったんですよね。求人を見かけたときには「自分もあの居心地の良い会社で働きたい」と素直に思い、すぐに応募まで踏み出していました。
また、歴史の長い会社であることも、入社を決意した理由の一つです。とくに、有名な純米せんべいを作り続けていることに対しては、これから長く働いていく想像をするなかで、大きな安心感がありました。
Q.現在の仕事内容を教えてください
私は、お米を質の良い餅にするまでの作業を担当しています。具体的には、純米せんべい作りの初めの工程である「洗米」と「製粉」の業務です。
朝5時に出勤し、その日の生産量に合わせて米をタンクに入れるところから1日がスタートします。注文が多い場合には、30kgの米を何袋投入するときがあり、体力が必要になることも珍しくありません。
お米を洗う過程でもっとも注意しなければならないのは、水分調整です。ここを間違えると、規定よりも小さくなってしまったり、せっかく焼き上げたせんべいが割れてしまったりするんですよね。
試行錯誤を繰り返す日々ではありつつも、純米せんべいの品質を守り続けられていることにやりがいを感じています。気が付けば、この仕事を始めてから1年半が経過していました。
Q.仕事をしていくなかで大変だったことはありますか
作業自体には半年で慣れたものの、機械のメンテナンスに関しては、まだまだ知らないことばかりです。
私が担当している「洗米」と「製粉」は、洗米機や研磨機など、さまざまな機械を使って作業をしています。もし機械一つに異常が出てしまった場合、すべての工程がストップしてしまうため、常に目を配っていく必要があるんですよね。
とはいえ現在の私には、実際に機械の挙動がおかしいと感じたとき、原因をすぐに突き止められるほどのスキルが身に付いているとはいえません。先輩たちは、何かしら異常が起きたときも、常に3.4通りの原因をピックアップしたうえで早期に問題を解決しているからです。
私もいち早くメンテナンスの技術を身に付けて、スムーズな作業へ貢献していきたいと思っています。
Q.会社の雰囲気や環境について教えてください
会社全体で「純米せんべいを作る技術を継承していきたい」という空気が流れているところは、立正堂の良さだと感じています。私が半年ほどで仕事を1人でこなせるようになったのも、どんな小さな疑問にも常に全力で答えてくれた先輩たちの存在があったからです。
とくに、「いまこの作業をしている理由を常に考えることが大切」と教えられたことは、いまでも自分のなかの軸になっています。そのおかげで、仕事内容に意味を見出せるようになっただけでなく、後輩からの疑問に対しても自信をもって答えられるほどの成長ができました。
そんな私のこれからの目標は、どこの工程に入っても1人で作業ができるようになること。純米せんべいのことなら何でも知っているプロフェッショナルになれたらかっこいいと思っています。
これから一緒に働くあなたへのメッセージ
ワイワイ楽しく仕事をしたい人は、ぜひ立正堂の扉を叩いてみてください。私自身、工場のライン作業に対しては、1人で黙々とおこなっていくイメージを持っていました。
ただ、実際にこの仕事をしてみると、むしろコミュニケーションこそ必要であることに気付かされたんです。季節によって水分量などが変わっていくお米に対し、品質を保つための対策を全員で常に話し合いながら業務に当たっています。
そのような光景が当たり前だからこそ、やるときは全力で取り組んで、そしてみんなで笑えるような会社が立正堂です。そんな独特の雰囲気を味わってもらえたときに、この会社に入って良かったと思えるかもしれません。