社員インタビュー
製造部
Y.R
2020年度入社
Q.入社したきっかけを教えてください
就活をしていた当初は、自分のなかで「これがやりたい!」と思えるほどの仕事が見つけられず悩んでいました。そんななか、学校の先生から立正堂の紹介をされたときに「そういえば、祖父や親戚の家で食べたことがあるな」と思い出し、興味本意で工場見学へ行ってみたのがきっかけです。
そして、工場へ足を踏み入れた私に飛び込んできた光景は、難しい作業をまるで簡単そうにこなしていく職人の方々の姿でした。高速でせんべいの良し悪しを見極めていくその様子に、社会で働きながらスキルを磨く面白さを垣間見た気がしたんです。
さらに、実際に作る過程を見させてもらったことも、立正堂で働きたいと思った要因の一つです。長く繊細な道のりのもと、ようやくあの商品が完成するんだという事実に感心し、自分も挑戦してみたいと思うようになりました。
Q.現在の仕事内容を教えてください
純米せんべいをムラのないように焼く準備に必要な「二次乾燥」から、専用の焼き窯でじっくり「焼き上げ」をおこない、油や塩で「味付け」をしていくまでの工程をメインに担当しています。
とくに「焼き上げ」の工程は、純米せんべいのブランドを一定に保つうえでとても気を遣う作業です。外気との調整を目的に火加減をほんの一目盛り変えただけで、せんべいが異常にそり返ったり、規格外に膨れ上がったりしてしまうため注意しなければなりません。
入社してから5年以上経っておりますが、実はまだまだ手探りで仕事をしている状態。それでも、先輩たちの指導を受けながら、どうにか一定の形・美味しさの純米せんべいを作り続けています。
Q.仕事をしていくなかで大変だったことはありますか
基礎をしっかり固めながらも、やはり経験が大事になるところには苦労する部分があるかもしれません。たとえば、せんべいの生地を乾燥機から出す適切なタイミングを計るときも、これまでの経験が大切になってくる場面があります。
実際に工場長レベルの人は、乾燥中のせんべいを少しチェックしただけで「あと20分かな」など、基礎と経験をミックスさせた判断ができてしまうんです。まだまだ私にはそこまでの見極めができないので、スキルが足りていないことを実感させられます。
とはいえ、最近はチャレンジをしていくなかで「これはいい出来!」と思えることも増えてきました。そうすると、仕事がどんどん楽しくなってくるんです。
Q.会社の雰囲気や環境について教えてください
年齢の垣根がなく、誰とでも気持ちの良いコミュニケーションが取れるところは、立正堂の雰囲気を語るうえで欠かせないポイントです。
本来であれば、年齢の離れた人へ意見を出すのはストレスがかかることかもしれません。しかし、立正堂の社員同士は普段からコミュニケーションを取れているので、目上の人に対しても遠慮なく自分の考えを話せてしまいます。
ある日、違う会社で働く友人から「新入社員があまりしゃべってくれなくて……。」と、コミュニケーションで悩みを抱えている話を聞きました。
私は会社であまり人との関わりで悩んだことがないので、「もしかして、なんでも言い合える雰囲気がある会社って珍しいのかな?」と少し考えてしまいました。
これから一緒に働くあなたへのメッセージ
就活全体に言えることではありますが、少しでも気になる会社を見つけたのであれば、実際に現場の空気に触れてみることが大切だと思います。
立正堂の場合は、リアルな働き方や雰囲気を感じ取るための工場見学が用意されています。純米せんべいが作られていく工程を目にすれば、自分も挑戦してみたい気持ちが湧くかもしれません。
就活でなかなか働きたい会社に出えない人こそ、まずは気軽に立正堂への扉を叩いてみてくれると嬉しいです。